第6章 基本操作
いよいよ Claude Code に「お願い」をしてみます。むずかしいことはありません。 ふだん人にお願いするように、日本語で話しかけるだけです。
🎯 この章のゴール
- Claude Code に指示(お願い)を出して、作業してもらえる
- ファイルを「見てもらう・作ってもらう・直してもらう」ができる
- 「許可を求められたとき」の安全な答え方がわかる
⏱ 所要時間の目安
約40分
📖 覚える言葉
| 言葉 | やさしい意味 |
|---|---|
| プロンプト | AIへの指示・お願いの文章 |
| 許可(パーミッション) | ファイルを変える前に出る「やっていい?」の確認 |
| スラッシュコマンド | / で始まる便利な命令(例:/help) |
前の章で作った claude-practice フォルダの中で claude を起動した状態で進めましょう。
空のフォルダなので、何をしても安全です。
1. まずは話しかけてみる
入力欄に、次のように日本語で打って Enter を押してみましょう。
あなたは何ができますか?初心者にもわかるように教えて。
Claude が、できることを説明してくれます。 このように 質問や相談もできますし、次のように 作業のお願いもできます。
2. ファイルを作ってもらう
練習として、メモのファイルを1つ作ってもらいましょう。
「買い物リスト.txt」というファイルを作って、
中に「牛乳・卵・パン」と書いてください。
すると Claude は「こういうファイルを作ります」と内容を見せて、「作っていいですか?」と許可を求めます。
3. 「許可(やっていい?)」への答え方
Claude Code は、ファイルを作る・変える・消すときには必ず許可を求めます。勝手に変更しません。これが安心ポイントです。
許可を求められたら、たいてい次のような選択肢が出ます。
| 選択肢 | 意味 | おすすめ |
|---|---|---|
| はい(Yes) | この1回だけ許可する | ✅ 最初はこれ |
| ずっと許可(Accept all など) | この先ずっと自動で許可する | ⚠️ 慣れるまでは避ける |
| いいえ(No) | やめてもらう | 内容がおかしいとき |

許可を求められたら、何をしようとしているのか内容をひと呼吸おいて読んでから 「はい」を選びましょう。 「全部まとめて許可」は便利ですが、慣れるまでは 1つずつ確認 するのが安全です。
許可の聞き方(モード)は Shift + Tab で切り替えられます。今は気にしなくてOKです。
許可して作成できたら、デスクトップの claude-practice フォルダを開いてみてください。
買い物リスト.txt ができているはずです。
4. ファイルを見てもらう・直してもらう
今度は、作ったファイルを 直してもらいましょう。
さっきの買い物リストに「バター」を追加してください。
Claude は変更内容(どこをどう変えるか)を見せて、また許可を求めます。許可すると、ファイルが更新されます。
このように、「作る → 直す」 を会話だけで進められます。 フォルダの中身を見てもらうこともできます。
このフォルダにどんなファイルがあるか教えて。
5. 覚えておくと便利な命令(スラッシュコマンド)
入力欄で /(スラッシュ)を打つと、便利な命令の一覧が出ます。初心者がよく使うのはこの3つです。
| 命令 | 何をする? | いつ使う |
|---|---|---|
/help | 使える命令の一覧を表示 | 困ったとき |
/clear | 会話をリセットして仕切り直す | 話が長くなって混乱したとき |
/login | ログインし直す | アカウントを切り替えるとき |
/を打つと命令の一覧が出ます- ↑(上矢印)キー で、前に打った内容を呼び出せます
- 長い文章を書きたいときも、ふつうに改行して書けます
6. うまく伝わらないときのコツ
思った通りに動かないときは、指示のしかたを見直すとうまくいきます。
| ❌ 伝わりにくい | ⭕️ 伝わりやすい |
|---|---|
| 「いい感じにまとめて」 | 「この3つのメモを、日付順に1つの文章にまとめて」 |
| 「直して」 | 「タイトルを『2026年6月 会議メモ』に変えて」 |
| (一度に5個お願い) | (1つずつ順番にお願いする) |
ポイントは ①具体的に ②1つずつ ③例を添える の3つです。
✏️ やってみよう
あなたは何ができますか?と聞いてみる買い物リスト.txtを作ってもらう(許可して作成)- そのファイルに項目を1つ追加してもらう
/helpで命令一覧を表示してみる
✅ チェックリスト
- 日本語で指示を出して、返事をもらえた
- ファイルを1つ作ってもらえた
- 「許可」の意味と、安全な答え方がわかった
-
/helpを使えた
❓ つまずいたら
- 「思った通りに動かない」 → 「具体的に・1つずつ・例を添える」で言い直してみましょう。
- 「ファイルが見当たらない」 → 練習フォルダの中で起動できているか確認してください(前の章)。
- 「勝手に変わるのが怖い」 → 変更前には必ず許可を求められます。内容を読んでから「はい」を。詳しくはセキュリティの章へ。
操作に慣れたら、次へ進んで、実際の業務を1つ最後までやってみましょう。